「留学をしたい」と考えている方に向けて、留学準備を始めるタイミングについて解説します。 留学をして英語を習得したい、知らない世界を見てみたいと考える方も多いでしょう。
しかし、海外へ行くには万全の準備が必要です。「いつから留学準備を始めればよいのか」と悩む方も多いでしょう。 そこで今回の記事では、留学準備はいつから始めるべきか、具体的なスケジュールとともにご紹介します。
参考にしていただければ、しっかりと準備をしたうえでの留学が叶うはずですのでぜひ参考にしてください。
留学の準備期間
留学の準備をいつからすべきか迷ったら、「半年~1年間ほどの準備期間がかかる」と考えて逆算してください。最低でも出国の半年前から準備を始めたいところですが、1年間ほど準備期間を確保すると安心です。
ただし、留学の期間や行き先、留学の種類によって準備期間は異なります。あくまでも目安として、半年から1年ほどの準備が必要であると考えましょう。
留学までの流れ

留学準備のタイミングに迷ったら、まずは出国までの流れを把握しましょう。ステップごとにご紹介しますので、準備を進めるための参考にしてください。
STEP1:留学する目的・目標の決定
「留学しよう」と決めたら、まずは目的や目標を明確にしましょう。あなたはどのような目的・目標を持って留学をしようとしているのでしょうか?「どの国で何のために留学するのか」を考えてみましょう。
留学を終えて帰国した後の目標も踏まえて考えるとわかりやすいはずです。留学の目的と目標を決めて常に念頭に置くことで、留学生活をより意義あるものにできます。
STEP2:情報収集
留学をするために欠かせないのが、留学先の情報収集です。収集すべき情報は次のようにさまざま。
【収集すべき情報】
- 国の文化や風習、治安
- 語学学校に通うなら適した学校の情報と通学にかかる費用
- 留学すべてに必要となる費用
- 出国するまでのスケジュール
まずは留学先の国の情報について、できるだけ多方面から収集しておきましょう。そして語学学校に通うなら、学校ごとの情報もできる限り早めに集めておきたいものです。
最も重要なのは、留学に必要な費用です。1年間の語学留学には、およそ200万円の費用がかかるとされています。
ワーキングホリデーであっても100万円ほどかかると考えてください。もちろん国によって渡航費用や物価も変わるため、ご紹介した費用はあくまでも目安となります。
出国するまでのスケジュールについても考慮したうえで、なるべく早めに情報収集を済ませておきましょう。
関連記事:オーストラリアのワーホリでかかる費用は?内訳と安く抑えるポイント
留学のための情報収集方法について
留学のための情報収集をするには、次のような方法があります。
【情報収集のための方法】
- 留学エージェントに相談をする
- 留学経験者の体験談を参考にする
- 現地の語学学校に資料請求をする
留学エージェントに相談をすれば、語学学校や大学などの情報も入手でき、さらに留学先についての相談もできるでしょう。語学学校に直接資料請求をするのも方法のひとつです。
またインターネットで留学体験者のブログやSNSを読むのも有効な方法となります。ほかでは聞けない「生の声」が聞けることもあるので、さまざまな手段を駆使して情報を集めてください。
STEP3:大学の説明会や相談会に参加
語学留学をするなら、大学の説明会や相談会に参加するのも大切な準備のひとつです。留学先の大学や各国大使館、留学エージェントでは留学についての説明会や相談会が定期的に開催されています。 語学留学をするなら、説明会や相談会に参加するのも大切な準備のひとつです。
留学先の各国大使館、留学エージェントでは留学についての説明会や相談会が定期的に開催されています。 Zoomで開催されることも多いため、自宅から手軽に参加できます。気になる説明会や相談会があれば、積極的に参加しましょう。
STEP4:希望校の選択・申し込み
留学先となる語学学校を選んだら、入学の申し込みをしてください。まずは指導方針や授業の質、学校の設備・規模・費用などに納得できる学校を見つけましょう。理想的な学校が見つかったら、申し込みを行います。 ただし学校によってはIELTSやTOEFLなどの試験結果が、入学の条件となることもあります。
IELTSやTOEFLの受験が必須であれば、留学前に受験しておく必要があります。 申し込みは語学学校に直接申し込んでもよいですが、留学エージェントのサポートを得ると安心です。特に初めて留学をする方にとっては、大きな助けとなるはずです。
STEP5:試験を受ける
語学学校の中には、試験を受けて合格しなければ入学できないところもあります。前述のように、IELTSやTOEFLで代替できることもありますが、入学条件は学校により違います。
もし必要であれば、留学のために試験を受けましょう。
STEP6:出国に向けた準備
留学先となる国や学校が決まったら、いよいよ出国に向けた準備を開始します。留学の出国準備を始める時期に迷ったら、「出発の3か月前」を目安にしましょう。
留学先となる国や学校が決まったら、いよいよ出国に向けた準備を開始します。留学の出国準備を始める時期に迷ったら、「出発の4か月前」を目安にしましょう。 出国のためには次のような準備が必要です。
【出国のための準備】
- 留学先学校の入学手続き
- 学生ビザの申請
- パスポートの申請
- 航空券の取得
- 海外健康保険の取得
- 留学中に使用できるクレジットカードの取得
- 海外転出届
- 年末調整もしくは確定申告
留学先の入学手続きやビザ・パスポートの申請、航空券の取得を早めに済ませましょう。海外健康保険を取得してもしものときに備えたり、海外でも利用できるクレジットカードを取得しておくことも欠かせません。
また、税金関連では海外転出届や年末調整、確定申告が重要です。年末調整・確定申告の時期に帰国しないのであれば、出国前に行っておかなければなりません。
出国前には多くの手続きが必要です。留学期間に応じて、必要な準備を整えましょう。
STEP7:持っていくものの整理
出国の日が迫ってきたら、持っていくものの整理と見直しを行います。 出発の1か月前から始めると良いでしょう。 出国のために必要な証明書や書類はもちろん、衣類、日用品、必需品などが揃っているか確認してください。
食品は空港の保安検査でNGとなることがあるため、できるだけ現地調達をすることをおすすめします。 留学先の国によって持っていくものは変わるでしょうが、必需品に漏れがないよう何回も確認しましょう。
STEP8:出発
いよいよ留学の出発日です。空港で手続きを済ませ、飛行機に乗りましょう。 留学中は、多くの人がホストファミリーの家に滞在します。
現地の待ち合わせ場所では、ホストファミリーによるお迎えがあるはずです。そのまま一緒にホストファミリーの家に行けば、留学生活が始まります。
留学中は、多くの人がホストファミリーの家に滞在します。現地の待ち合わせ場所では、ホストファミリーや送迎会社のドライバーによるお迎えがあります。ホストファミリーの家に着けば、いよいよ留学生活が始まります。
留学準備方法

留学準備の方法は2つあります。ご自身の留学経験によりますが、万全に準備を整えるために、次の2つの方法から適したものを選びましょう。
方法1:留学エージェントを利用する場合
留学する際の快適性を重視するなら、留学エージェントを利用するのが最善の方法でしょう。留学エージェントを利用すれば、留学のための手続きや留学先学校の情報収集を代行してもらえるはずです。
パスポートやビザの取得についても相談できるため、安心して留学の準備が進められます。 留学する際の快適性を重視するなら、留学エージェントを利用するのが最善の方法でしょう。
留学エージェントを利用すれば、留学のための手続きや留学先学校の情報収集を代行してもらえるはずです。パスポートやビザの取得についても相談できるため、安心して留学の準備が進められます。
また、留学エージェントには「無料の留学エージェント」と「有料の留学エージェント」がありますが、それぞれに特徴があり、サービスの内容や提供方法が異なります。ここでは、それぞれの留学エージェントの違いについて詳しく説明します。
無料の留学エージェント
無料の留学エージェントは、費用を抑えたい場合や、基本的なサポートを受けたい場合に利用するのが一般的です。
無料エージェントは、学校選びや出願手続きのサポートを中心に行い、ビザ申請や住居探しのサポートがメインであることが多いです。サポートの範囲は留学エージェントごとに違うため、必要なサポートが含まれているか確認する必要があります。
利用するメリット:
- 費用がかからない
- 学校選びや出願手続きの基本的な情報を得られる
- 自分で進める部分をサポートしてもらえる
デメリット:
- サポートが簡易的で、手続きがスムーズに進まないことがある
- 事前に情報提供を受ける際に選択肢が制限されることがある
- 現地サポートが不足していることが多い
有料の留学エージェント
有料の留学エージェントは、特に複雑な手続きや、個々のニーズに対応したサポートが期待できます。サポート内容は渡航後のサポートも充実しており、現地での緊急時サポートや生活面でのアドバイス、トラブル時の対応が期待できます。
ただし、サービスを提供するにあたり手数料が発生するため一定の費用がかかります。手数料は留学エージェントによって異なりますので事前に確認してから利用するようにしましょう。
利用するメリット:
- 安心してサポートを受けられる
- 手続きがスムーズに進む
- 渡航後のサポートもあり、現地で困ったときにも助けを求めやすい
デメリット:
- 費用が高くなる
- サポート内容が多いため、必ずしもすべてのサービスが必要ではない場合には無駄が生じることも
方法2:自分で手続きする場合
留学エージェントを利用せず、ご自身だけで手続きを済ませる方法もあります。パスポート・ビザ・入学手続き・海外転出届の提出なども、すべてご自身で行わなければなりません。
留学準備のための費用がかからないことがメリットですが、大きな労力がかかることがいちばんのデメリットと言えるでしょう。初めて留学する方にとっては、手続きに英語力が必要になることへの不安だけでなく、トラブルが発生する可能性もあります。
英語の語学留学ができる国

留学準備をいつから始めるべきかと迷っている方の多くは、英語習得のための留学ではないでしょうか?英語習得のための留学先は多くありますが、それぞれの国の特徴を知ることで、留学先を選びやすくなります。
1.オーストラリア留学
オーストラリアは日本からの留学生が非常に多い国です。日本から近くほぼ時差がないこと、治安がよいことから、高校生の留学先としても人気があります。
イギリス英語に近いため、日本人には比較的聞き取りやすいとされています。 また自然が豊かで動物が身近にいる国なので、日本ではできない貴重な体験ができるでしょう。
日本より紫外線が強いため、日焼け止めやサングラスを持参しましょう。 注意点としては、出国する前にビザを取得しなければならないことです。入国の目的に合ったビザを取得してから留学しましょう。ただし学生ビザでもアルバイトが可能です。
2.カナダ留学
カナダも治安のよい英語留学先として人気の国です。自然が豊かで、英語に加えてフランス語も学べる点が人気の理由。日本と同じく北半球にあるため、季節感の狂いもありません。
広大な土地に広がる自然が美しい国で、オーストラリアとは違う自然の魅力を体感できるでしょう。
またイギリス英語とアメリカ英語が混ざっているため、英語力向上のための留学先としておすすめです。 留学をするためには「観光ビザ」「学生ビザ」「ワーキングホリデービザ」のいずれかを取得しなければなりません。
目的に応じて、出国前に取得する必要があります。
3.アメリカ留学
アメリカは英語ネイティブの国として代表的であり、州によってさまざまに違った魅力があることが特徴です。世界的に評価の高い学校も多く、留学先の学校によっては高度な教育を受けることができます。
英語に関してはアメリカ英語となるため、日本人には少し聞き取りにくいことがあります。しかしアメリカ英語特有の発音を身に着けたいのであれば、格好の留学先となるでしょう。
ただし、地域によっては治安が悪く、注意が必要です。また、規則違反などにより強制帰国となるケースもあります。 留学に必要となるのは、学生ビザである「F-1」もしくは「M-1」です。高校や大学に通うならF-1ビザを、専門学校で職業に関する教育を受けるならM-1を取得しましょう。
4.イギリス留学
イギリスは日本人の留学先として高い人気を集める国です。本場のイギリス英語を学べること、6ヶ月未満の留学であれば出国前のビザ取得が不要であることが大きな理由でしょう。
ただし、6ヶ月以上滞在する場合は、短期留学ビザまたは学生ビザの取得が必要です。6ヶ月未満であってもETA(電子渡航認証)の認証が出国前に必要となるため、事前に準備しておいてください。
また日本から距離が遠いため、渡航費用は高額となります。 ワーキングホリデービザを取得すれば、最長2年間イギリスに滞在できます。ただし、倍率が高く、取得が難しいことで知られています。
5.ニュージーランド留学
ニュージーランドもオーストラリアと同じく、治安がよく時差が少ないことから、日本人にとって身近な留学先です。自然が豊かで、親日家も多いため、暮らしやすい国といえます。
3ヶ月以内の留学なら観光ビザ、3ヶ月以上であれば学生ビザ、働く目的であればワーキングホリデービザを取得してください。 「ファームステイ」と呼ばれる留学形態もあり、農業や酪農を手伝いながら英語を学ぶ方法もあります。
ニュージーランドの自然と触れ合いたい、のんびりと暮らしたいと思われる方におすすめの留学先です。
留学の準備を早めに行うメリット

留学の準備を早めに行うことには、次のようなメリットがあります。
【メリット】
- 語学学校入学条件である語学力を鍛えられる
- 必要な資金を集めやすくなる
- 航空券を安く購入できる可能性がある
- ビザを取得しやすくなる
まず、留学のために必要な語学力を高めたり、資金を準備しやすくなることが最大のメリットです。早めに航空券を購入すると、安値に設定されており、お得に買える可能性が高いこともメリットのひとつです。
また国によってはビザの取得に人数制限が設けられていることがあります。早めに申請をすれば、ビザも取得しやすくなるでしょう。留学の準備は、できるだけ早めに進めることが望ましいです。
「いつから留学準備を始める?」と悩んだら今すぐに行動を

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、いつから留学準備を始めるべきかご理解いただけたと思います。留学準備は早めに始めた方がメリットが大きいものです。
留学を検討したなら、今すぐに始めていきましょう。
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