留学を検討している方に向けて、留学をする年齢について解説します。 留学したいと思っても「もう遅すぎるのでは?」「留学先の学生と年齢が離れている」と悩む方は少なくありません。
特に社会人になってしまうと、年齢的に留学が難しいように感じてしまう方も多いでしょう。 そこで今回の記事では、留学できる年齢や、留学をする人の平均年齢について解説。
また、学生と社会人それぞれの留学におけるメリット・デメリットも説明します。参考にしていただくことで、適切な留学のタイミングや、ご自身の年齢で留学が可能かどうかが明確になるでしょう。
留学は何歳からできるの?
留学に年齢制限はありません。外国でコミュニケーションがとれるだけの英語力があり、留学したい意思があれば小学生以下の子どもでも留学可能です。 もちろん反対に、年齢の上限も設けられていません。30代でも40代でも、80代の方でもしようと思えば留学できます。
留学は何歳から何歳までできるのかと不安に思う方もいますが、行動力があれば、年齢に関係なく留学できます。 ただしワーキングホリデー制度を利用する場合、年齢制限が設けられています。ビザを取得できなければ留学できないため、18歳以上30歳以下でなければ利用できません。また子どもや扶養家族がいる場合も利用できなくなるため、年齢が上がると利用しづらくなる制度でもあります。ワーキングホリデービザを取得できるのは31歳の誕生日を迎えるまでなので、もし利用を検討しているなら年齢制限に注意してください。 ただしワーキングホリデー以外の留学スタイルであれば、何歳の人でも留学できます。
留学する人の平均年齢は?

留学する人の平均年齢は、10代から20代です。ちょうど高校生から大学生の年齢にあたります。特に10代後半から20代前半の大学生が多く留学しています。
学校によっては留学を斡旋している場合もあり、留学が身近であることが理由でしょう。 次に多いのが50代・60代の方です。留学エージェントの中には「おとな留学」のプログラムを設けているところもあります。
子どもが独立した、これからの人生を充実させたいなど、第二の人生を歩み始める方に向けての留学プログラムです。もちろん働き盛りの年齢の方が、語学力向上のために留学をすることもあります。
留学する人の平均年齢は20歳前後ではありますが、40~60代で留学を決意する方も少なくありません。留学をしたいと思ったときが、その方にとって留学に適した年齢だと言えるでしょう。
年齢別、留学するメリットデメリット
年齢に問わず留学はできますが、やはり年齢が変わると留学するメリット・デメリットも変わります。中高生の留学とシニア留学とでは、条件が変わってくるはずです。
そこで留学をする年齢で迷っている方に向けて、年齢別の留学するメリット・デメリットについてご紹介していきます。「今留学すべき?」と悩んでいるなら、年代別にメリットとデメリットを比較してください。
ご自身にとって最適な留学の時期を見つけやすくなるでしょう。
中高生・大学生

まずは中高生や大学生など、学生の時期に留学をするメリットとデメリットについて解説します。 高校生や大学生は、留学する人が多い年代です。多くの方が学生の頃に留学するのは、メリットの多さが理由でもあるでしょう。
ただし、デメリットもあるため、それらを理解することで最適な留学のタイミングを判断しやすくなります。
メリット
学生のうちに留学するメリットは、以下のとおりです。 【メリット】
- 吸収力が高い
- 若いころからグローバルな感覚を身につけられる
- 将来の選択肢が広がる
- 現地の学生と同年代である
- 環境に慣れやすい
- 学校により留学を斡旋してもらえることがある
中高生や大学生が留学をするメリットは、やはり外国語の吸収力が高いことでしょう。語学力向上を目的とする留学であれば、学生の頃がおすすめです。
さまざまなことを柔軟に吸収できる時期なので、外国語を含め、社会人になってからの留学よりも多くのことを吸収できるでしょう。 学生のうちは、感覚や価値観が発展途上であり、新しい環境に身を置くことで多くのことを吸収できます。グローバルな感覚を身につけられるでしょう。
社会に出る前の時期であるため、学校を卒業した後の選択肢も無限です。留学をした経験が糧となり、新たな選択肢を考えられるようになるかもしれません。 留学先の学校の生徒と年代が同じであること、柔軟性が高い時期であることから、環境に馴染みやすいこともメリットのひとつでしょう。
学校によっては留学を斡旋してもらえ、手続きなども代行してくれることがあるため留学しやすい環境にあります。基本的にはパスポートを取得するだけで済み、ホームステイ先や留学先の手続きも学校が代行してくれる場合があります。
以上のように中高生や大学生で留学をするメリットは、語学力向上の効果が高いことと、将来に向けての礎になること、環境に慣れやすいことなどがあげられます。
デメリット
次に、デメリットについて解説します。中高生・大学生の頃に留学をすることには、つぎのような3つのデメリットがあります。 【デメリット】
- ホームシックになりやすい
- 日本での教育との両立が難しい
- 金銭面での負担が大きい
学生のうちに留学をすると、年齢が低いほど、ホームシックになりやすい点がデメリットといえます。両親や家族がいないことでさみしいと感じてしまう方もいます。
また留学期間によっては、日本での教育との両立が難しいかもしれません。日本の学校に通っている時期に留学をすると、留学期間が長いほど日本での学業に支障が及ぶ可能性が高まります。1年間留学をしたとすれば、日本の学校での学習が1年分遅れてしまうためです。
最大の課題は、学生であるため金銭的負担が大きくなることです。ただし、親の支援が受けられる場合は大きな問題にはなりません。留学先の国によっては奨学金が利用できます。市町村や団体による支援を活用すれば、金銭的負担を軽減できる可能性があります。
社会人

それでは次に、社会人の年齢で留学することのメリットとデメリットについて解説します。社会人になってから留学する人も多くいます。
社会経験を積んでから留学すると、学生時代とは異なる視点で学びを深められます。 そのため学生の頃とは違うメリットを感じられるでしょう。しかし同時にデメリットもあるので、留学する年齢を考える際にはデメリットも把握しておく必要があります。
メリット
まずは社会人になって留学するメリットからご紹介します。 【メリット】
- 英語力を高められる
- キャリアアップに繋がる可能性がある
- 人脈が増える
- 費用の不安が少なくなる
英語力を高められるのは中高生・大学生のときと変わらず、留学をする大きなメリットとなります。また英語力に加え、グローバルな視点を養うことでキャリアアップにつながる可能性もあります。国際市場にて戦える力を身につけられることは、社会人になってからの留学ならではのメリットでしょう。
さらに留学によって人脈も増やせるかもしれません。ずっと日本にいたら知り合えなかった人と知り合える機会になり、新たなビジネスチャンスが生まれることも。海外の企業で働く機会を得られる可能性もあります。社会人にとって人脈は大切なものなので、年齢を重ねてから留学をする意義はあると言えるでしょう。
留学をするには費用が必要ですが、学生のころに比べると不安が少なくなるはずです。働きながら準備すれば、留学費用を計画的に貯めることが可能です。社会人の留学にも多くのメリットがあります。
デメリット
社会人になってから留学をするデメリットについても見ていきましょう。 【デメリット】
- 外国に適応しにくくなることがある
- 場合によっては休職が必要となる
社会人になると、学生時代に比べて環境への適応力が低下することがあります。新しい環境に馴染めないかもしれません。留学先では、現地の学生との年齢差からジェネレーションギャップを感じることもあります。
外国で年齢の違う人と一緒に過ごすのは大変だと思われるかもしれませんが、もちろん馴染める方も多くいます。 また場合によっては休職が必要となり、一時的にキャリアが中断されることもデメリットです。
しかしたとえキャリアがストップしたとしても、留学体験はやはりキャリアアップにもつながるもの。未来への投資期間だと考えればデメリットにはならないかもしれません。
留学に年齢の心配は不要
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、留学をする年齢についてご理解いただけたと思います。留学は何歳の方でも可能です。
学生のときに留学をしても、社会人になってから留学をしても異なるメリットを感じられるでしょう。 留学エージェントであるラストリゾートでは、質の高い留学を低コストでご提供していることが強みです。
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