オーストラリアでワーホリを始めるにあたり、必要な持ち物の準備はとても重要です。しかし、「何を持っていけばいいのか分からない」「現地で調達できるものを知りたい」と悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では、パッキングのポイントやシチュエーション別の持ち物リストを詳しく解説します。
手荷物と預け入れ荷物の具体的なアイテム、長期・短期滞在での違い、女性が持参すべきものなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
パッキング準備に必要なポイント

オーストラリアのワーキングホリデーに向けた渡航準備では、持ち物の選定や荷物の整理に手間がかかることが予想されます。
航空会社ごとの規定やオーストラリアの持ち込み禁止品を事前に把握し、不要なトラブルを避けましょう。 ここでは、出発前のパッキングを進めるときに押さえておきたい大切なポイントを詳しく解説します。
持ち込み禁止なものを確認
オーストラリアは生態系の保護を目的として、食品や植物、動物製品などの持ち込み規制が厳しく定められています。たとえば、生鮮食品、種子、肉製品、乳製品などは、原則として持ち込むことができません。
また、薬や化粧品なども一部制限があるため、前もってオーストラリア政府の公式HPで最新情報を確認しましょう。誤って禁止品を持ち込んでしまうと、罰金や没収の対象となる可能性があります。
空港での申告が必要なものもあるため、出発前に入国カードの内容と照らし合わせながら確認すると安心です。
各航空会社の荷物の規定を確認
渡航時の荷物は、航空会社ごとに重量やサイズの制限が異なります。特に国際線では無料で預けられる荷物の個数や重さに違いがあり、規定を超えると追加料金が発生するケースもあります。
利用する航空会社の規定を確認し、無駄なコストを避けましょう。ここでは、主要な航空会社の荷物規定をまとめました。自分の利用する航空会社が含まれていない場合は、公式HPで最新情報を確認してください。
航空会社名 | クラス | 預け入れ荷物の個数 | 重量制限(1つあたり) | サイズ制限(3辺合計) |
日本航空(JAL) | エコノミー | 最大3個 | 23kg | 203cm以内 |
全日空(ANA) | エコノミー | 最大2個 | 23kg | 158cm以内 |
カンタス航空 | エコノミー | 最大1個 | 30kg | 158cm以内 |
ジェットスター | エコノミー | 無制限(有料) | 32kg | 1辺100cm以内 |
ジェットスターは預け入れ荷物が有料オプションとなるため、チケット購入時に荷物の追加を検討する必要があります。
また、エコノミークラスでは一般的に23kgまでが許容範囲ですが、カンタス航空では30kgまで預けることが可能です。 スーツケースの大きさや重量が規定を超えないよう、余裕を持ったパッキングを心がけましょう。
手荷物用と預け荷物用のスーツケースを準備
荷物を整理するときは、手荷物と預け入れ荷物をしっかり分けましょう。機内に持ち込める手荷物は制限があるため、貴重品や必要最低限のアイテムに絞るのがポイント。
一方、預け入れ荷物には長期滞在に必要な衣類や日用品をまとめ、効率的に収納できるスーツケースを選びましょう。 スーツケースは空港で取り違えを防ぐため、目印となるタグやステッカーを貼っておくと便利です。
また、長期滞在の場合は耐久性のあるキャリーケースを選び、移動時の負担を減らす工夫も大切です。 機内持ち込み用のバッグは、パスポートや貴重品の取り出しやすさを考慮し、小さめのリュックやショルダーバッグを選ぶと良いでしょう。
パッキング開始
持ち込み禁止品の確認や荷物の仕分けが済んだら、いよいよパッキングに取り掛かります。持ち物リストを作成し、現地で調達可能なものと持参すべきものを整理すると、スーツケースの容量を無駄なく活用できます。
特にワーホリや長期留学の場合、生活必需品の他に日本の薬やお気に入りのスキンケア用品なども忘れずに準備しましょう。 また、スーツケースの重量が航空会社の規定を超えないよう、パッキング後に荷物の総重量を測るのもおすすめです。
渡航後の移動をスムーズにするためにも、必要最低限の荷物に抑え、無駄なものを持ちすぎないよう心がけましょう。
手荷物で持っていくものリスト(機内に持ち込むもの)
飛行機に乗るとき、機内に持ち込める手荷物には重量やサイズの制限があります。貴重品やすぐに必要になるものは手元に置き、必要に応じてすぐ取り出せるようにしておきましょう。
オーストラリアへのワーキングホリデーや留学では、現地での生活をスムーズに始めるために書類や電子機器も忘れずに準備してください。以下のリストは、機内持ち込みに適した持ち物をまとめたものです。
- パスポート
- 航空券(Eチケット)
- 現金(オーストラリアドル)
- 海外旅行保険証書
- スマートフォン
- 充電器・モバイルバッテリー
- ノートパソコン・タブレット
- 滞在先の住所・地図&電話番号
- 入学許可証(COEやLOO)
- 国際免許証
- 筆記用具
- 上着:機内
- メガネ・コンタクトレンズ
- 化粧品・スキンケア用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉
機内では長時間の移動となるため、必要なアイテムを厳選し、無駄なくまとめるのがポイントです。特に貴重品や重要な書類は手元に置き、スムーズに取り出せるよう整理しておくことで、出入国手続きや到着後の移動がスムーズになります。
預け入れ荷物で持っていくものリスト(スーツケースに入れるもの)

オーストラリアのワーキングホリデーや留学の準備を進める中で、預け入れ荷物に何を入れるべきか悩む方も多いでしょう。
スーツケースに入れる荷物は、現地での生活に必要なものを中心に選び、無駄なものを持ち込みすぎないことが大切です。 航空会社ごとに重量制限があるため、荷物の総量を調整しつつ、必要なものを厳選してパッキングを進めましょう。
現地で購入できるものも多いため、持ち物の優先順位を考えながら準備してください
日用品
現地で購入できるものも多いですが、日本のものを使い慣れている場合は、持参すると安心です。特に肌に直接触れるものや愛用しているものは、日本から持っていくほうが快適に過ごせます。
- シャンプー・リンス
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- 洗顔フォーム
- 化粧品・メイク落とし
- カミソリ・シェーバー
- 目薬
- 爪切り・耳かき
- コンタクトレンズ・保存液
- 生理用品
現地で手に入るものも多いですが、初日に必要なものはスーツケースに入れておくと便利です。
購入する手間を省くためにも、生活必需品はコンパクトにまとめ、適量を持参しましょう。
衣類
オーストラリアは都市や季節によって気候が異なるため、渡航時期に合わせた衣類を選ぶのが重要です。また、洗濯の頻度を考え、必要な分だけ持っていくことで荷物を減らせます。
- トップス
- ボトムス
- 下着・靴下
- ジャケット・アウター
- パーカー・カーディガン
- 靴
- サングラス
- 帽子
- パジャマ
- ベルト
- 水着
- マスク
服は現地で購入するのも可能ですが、日本のサイズやデザインに慣れている方は、特に着心地の良いものを持参すると快適に過ごせるでしょう。
医薬品
海外の医薬品は日本のものとは成分や強さが異なるため、飲み慣れたものを持っていくことをおすすめします。体調を崩した際に安心できるよう、最低限の常備薬も用意しましょう。
- 風邪薬
- 胃腸薬
- 酔い止め
- 虫刺され用の薬
- ニキビ薬
- 絆創膏
医薬品は現地でも購入できますが、処方薬の場合は英語で説明を求められることもあるため、日本で準備しておくと良いでしょう。
電化製品
オーストラリアと日本では電圧やコンセントの形状が異なるため、持参する電化製品が現地で使えるか確認し、必要に応じて変換プラグや変圧器を用意しましょう。
- 変換プラグ・変圧器
- ドライヤー・ヘアアイロン
- カメラ
電化製品は重量があるため、必要最小限に留め、現地で代替できるものは購入するのも良い選択肢です。
長期留学(3ヶ月~1年)の場合の持ち物
3ヶ月以上の長期留学では、基本的な生活用品を揃えて持っていきましょう。ただし、現地で購入できるものも多いため、荷物の量を抑えるのがポイントになります。
特に衣類や日用品は、必要最低限のものを持参し、不足分は現地調達を考えると良いでしょう。 また、日本の製品にこだわりがある場合は、持参することで不便なく過ごせます。
滞在中に荷物が増えることを考慮し、スーツケースのスペースに余裕を持たせることも大切です。 普段使いできるリュックやトートバッグも用意しておくと、現地での移動がスムーズになります。
さらに、大きな荷物を一度に持ち運ぶのが難しい場合は、必要になったタイミングで国際宅配便を利用するのも一つの手です。
短期留学(1週間~2ヶ月)の場合の持ち物
短期間の留学では、必要なものを厳選して持っていくのが大切。現地で使い切れないものを持っていくと無駄になってしまうため、コンパクトにまとめることを意識しましょう。
旅行用のミニサイズのアイテムを活用し、できるだけ荷物を減らす工夫が必要です。衣類は1週間分を目安に、洗濯しながら着回すことで荷物を軽量化できます。
また、滞在先の設備を確認し、不要なものを省くことでスーツケースのスペースを有効活用できます。 移動の負担を減らすためにもスーツケースの重量制限を守り、持ち運びしやすい荷物にまとめると良いでしょう。
オーストラリアに持ち込めないもの

オーストラリアでは、生態系保護のために持ち込みが厳しく制限されているものが多数あります。特に食品や動植物由来の製品は厳しく管理されており、申告を怠ると罰則の対象になる場合もあるため注意しましょう。
例えば、生の卵や肉製品、未加工の果物や野菜などは持ち込めません。また、加工食品であっても保存状態や原材料によっては制限があるため、事前に確認してください。
さらに、特定の医薬品や動植物を使用した製品、土や砂を含むものも規制されており、持ち込む場合は検疫の対象となります。 違反すると罰金が科される可能性があるため、必ずオーストラリア政府の公式情報を確認し、適切に申告してください。
留学の持ち物に関連するアドバイス
留学の準備をする際は、必要な持ち物をリスト化し、無駄のないパッキングを心がけるのが大切です。長期滞在の場合、必要になるものは現地で購入できることが多いため、最小限の荷物で出発し、必要に応じて買い足す方法がおすすめ。
特に、オーストラリアではダイソーなどの日本製品を取り扱う店舗もあるため、こだわりがなければ現地調達も選択肢に入れましょう。一方で、日本製の医薬品やスキンケア用品、電化製品の一部は現地で手に入りにくかったり、価格が高くなったりすることもあるため、必要なものは日本から持っていくと良いでしょう。
また、荷物の重量制限を確認し、余裕を持ったパッキングを心がけることで、移動時の負担を減らせます。
女性の持ち物、これって現地調達した方がいいの?

オーストラリアへの留学を考える女性の中には、「現地で買うべきもの」と「日本から持っていくべきもの」の判断に迷うことも多いでしょう。
特に、化粧品やスキンケア用品、生理用品などは、日本と品質や使い勝手が異なるため、前もって情報を集めておきましょう。
肌に合う製品が決まっている場合は、必要な分を持っていくのがおすすめですが、現地で調達できるものも多いため荷物を増やしすぎない工夫も重要です。
化粧品・スキンケア商品
オーストラリアでは、日本のような化粧水はあまり一般的ではなく、保湿クリームが主流となっています。そのため、普段使っている化粧水や乳液を持参すると、乾燥対策として役立ちます。
また、ファンデーションやベースメイク用品も、日本の製品に比べると色展開や質感が異なるため、肌に合うものを使いたい場合は日本から持参するのがおすすめです。
リップやアイライナーなどのポイントメイク用品は、現地でも購入しやすいため、特にこだわりがなければ現地調達でも問題ありません。
生理用品
ナプキンに関しては、オーストラリアでも豊富に販売されていますが、日本の製品と比べるとやや質が劣ると感じる人も多いようです。
一方で、タンポンは現地でも種類が豊富に揃っており、価格も手頃なため、普段から使用している方は現地購入でも問題ないでしょう。
また、生理用ショーツや肌に優しいタイプのナプキンなど、日本ならではの製品を使いたい場合は持参しておくと安心です。持ち運びにかさばることを考慮し、必要な分を厳選してパッキングしましょう。
オーストラリアのワーホリでは準備が肝心

いかがでしたでしょうか?オーストラリアのワーホリに必要な持ち物についてお分かりいただけたかと思います。 渡航前にしっかりと準備をすることで、現地での生活をスムーズにスタートさせられます。
滞在期間や目的に応じた持ち物を確認し、無駄なく効率的にパッキングを進めましょう。 留学エージェント「ラストリゾート」では、オーストラリアに直営オフィスを構え、現地での生活サポートを提供しています。
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